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2021/11/22 18:54
あなたにとって、
SNSに「載せる写真」と「載せない写真」の違いはなんですか？
photographerが写真を見てもらうためにSNSを使うことが主流になり、
フォロワー数やいいね数などの指標が勝手につくようになり、
他人からの評価も、自分の中での評価ですらも、
写真の良し悪しがSNSの結果によって決まってしまう場面も少なくないと思います。
その結果「良い写真はSNSに載せる、載せない写真は良くない写真」という価値観になることがありますが、
私は「SNSに載せない写真＝良くない写真」だけではないと思います。
大好きすぎて自分の心に閉まっておきたい写真、
大切な人が写ってる身内の写真、
SNSのギャラリーの雰囲気には合わないけど好きな写真。
SNSに載せなくたって、最高な写真はたくさんあります。
私は「写真の良し悪しをSNSの評価だけに絞って欲しくない」です。
キーワードは「想い」と「媒体」。
SNSに載せない写真展は、
その人がなぜその写真をSNSに載せないかの「想い」を伝える展示です。
SNSに載せない写真展は、
その人がSNSに載せてない写真を表現する、新しい「媒体」となる展示です。
デジタルな要素はほとんど削って、アナログな方法で、
印刷して、壁に貼って、展示して、
「SNSに載せてない写真に光を当てよう」という企画です。
この展示を通して、
・「SNSに載せない写真」も自信を持って好きと言ってほしい
・SNSに載せる/載せない関係なく、もっと写真を楽しんでほしい
・SNSに載せる以外の楽しさを知ってほしい
と思って運営しています。
この展示は一度きりではなく、テーマや媒体を変えて開催していきます。
ぜひ気になったものには出展してみてほしいです！
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おまけ
- 企画のはじまりと私の想い -
ある時、別件であらたさんとミーティングをした日。
「フィルムのデータが1000枚返ってきたので見てください！！」
と言って、私が写真を見せていた所、
あらたさんが
「めっちゃいいじゃん！でもこれって全部は載せないんだよね…。」
と言ってくれて。
見せていた写真たちは思い入れのある写真ばかりで、
見せながらこれは何の時のどんな写真！って話していました。
全ての写真にはエピソードがあって、
載せていないお気に入りがあるのってきっと自分だけではなくて、
いろんな方のそういうお写真、私も見たい！と思いました。
その次の月から「SNSに載せない写真」展 ははじまったのです。
初回、6月の100人展、7月の3人展、9月の3人展。
今まで106人の方の大事なお写真と想いを観てきました。
その中には色々なお写真があって、
その人だからこそ撮れた、優しい笑顔の家族の写真。
スーパーで買った半額のお肉の写真。嬉しくて思わず撮ったという気持ちと、
「この後ちゃんと食べました」というキャプション。
普段スナップを載せている方の、大切なひとのポートレート。
今まで見せ場のなかった写真たちはとても素敵で、
出展者さんの言葉たちも相まって、とても見応えのある展示でした。
この展示は私1人が作るものではありません。
皆さんだったらどんな写真を展示したいと思いますか？
そしてそのお写真への想いをぜひ聴かせてください！
プランナー 瞭
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